[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ツクツクボウシが鳴き出した。
一匹だけだと鳴き声を味わう余裕がある。
森の様々な音を深く聞くことができてよい。
今日は雲に覆われた朝。
暑さのためか足は自然に谷に向かう。
~今日の愉快~
沢を囲む杉林。
手入れされて気持ちの良い明るさ。
わずかな隙間を得て一本のヤマザクラが育つ。
清流。
増水が続いたおかげで、沢がきれいになった。
いつ見ても気持ちが良い。
雨模様でもないのに今朝の山はもやっている。
雲間から朝日が差し込むと
幻想的な光景が出現した。
つたのような植物の花が満開になっている。
花の側面に蜜があるのか、
ちいさなアリがたくさん群がっていた。
山中で白い葉っぱが目立つ季節。
目立たないがマタタビの花も満開。
沢の上にも薄いもやがかかっている。
光のシャワーがまぶしい。
ミツバウツギの実が色づいている。
スコップを変形したような形も面白い。
レモンエゴマの背が伸びてきた。
この葉裏は見る角度によって透けたり紫色になったり。
匂いも楽しめて、いつまでも遊んでいたくなる。
おもしろいキノコ。
猫の手のよう。
見た目よりはしっかりとした感触。
小さな花。
強烈な黄色。
ミズタビラコの実。
肋骨のような茎が目立つ。
いつみても美しい。
パタパタと飛ぶ姿も写してみたい。
日が差すと暑さが増す。
ガマズミの実が色づきだした。
透き通るような赤色の茎に、
できたての赤い実がいい感じ。
7月(文月)に入り、旧暦も6月(水無月)に進んだ。
週半ばからいきなり猛暑。
週前半までの涼しさがうそみたい。
近所で芙蓉の花が咲き出した。
あとは蝉時雨で夏本番となる。
ひさしぶりに真っ暗な山歩き。
~今日の愉快~
夏至から2週間経過。
日の出は5分ほど遅くなり、日の入りは変わらず。
今日は地平近くに厚い雲があり、雲間から日が出た。
朝の濃い青空に筋状の白い雲。
ちょっぴり朝焼けで赤く染まる。
寝不足でぼおっとした頭に気持ちよさがよくしみ込む。
青空と太陽を閉じ込めた水滴。
日の出直後の太陽はまだぼおっとして
優しい感じがする。
朝の光に照らされた野イチゴ。
透き通った赤色がおいしそう。
暗い森のくもの巣に朝日が差し込む。
突然、どこからか光の短冊が現れた。
ちょっと早い七夕かざりか花火のよう。
暗い森のなか、ナツツバキの花と出会う。
白い花がぽつんぽつんと落ちている。
ちょっと緑がかった透き通るような白さが愉しい。
森を歩く足音以外に音が聞こえるとびっくりする。
がさごそ音がする方向を見ると、
小さいマムシが斜面をあがろうともがいている。
しばらく一緒に遊んで記念撮影。
雲が広がったようでいつまで経っても森の中は暗い。
小さな沢で水の流れを見ながら一休み。
ふと横を見ると小石のうえでアブも一休み。
沢の近くをうろつくサワガニ。
水場とはかけ離れたところで出会うことが多い。
横だけでなく前向きにも歩ける器用なやつ。
この辺りはカゲロウの密度が高い。
人気のある葉っぱには2~3匹が集まっている。
くもの巣に引っかかってしまったのも多い。
沢の終点、堰堤の池。
森の端の明るさがまぶしい。
水面がさまざまな色を映し出す。
開けた林道でタケニグサが勢力を拡大中。
そろそろ花が開きだした。
草の姿には似合わず、一つ一つの花きれい。
ノアザミの草と遊んでいたら一匹のミツバチが乱入してきた。
足にはすでに黄色い花粉が玉になってついている。
大きなおしりをふりふり、忙しげに花粉あつめ。
なんだか面白いとげとげの実。
するどい棘かとおもったらねばねばの突起みたい。
なんていう名前だろうか。
山里のだんだん畑の道端で
はやくもコスモスが咲き出した。
濃い赤紫色の花弁と黄色いしべの組み合わせが絶妙。
2週続けて雨の日曜日。
昨日の昼から降り出した雨は
今日になってますます強くなってきた。
雨の山をゆったりと散策。
~今日の愉快~
雨天のコケは瑞々しい。
ちょうど傘が開きだしたキノコも
コケと競うようにイキイキしている。
どこにでもある葉っぱが雨によって
ドキッとするような姿に変身する。
深い紅色と緑の組み合わせも愉快。
赤い枝の赤い葉が背伸びをしている。
この大雨も若い葉っぱには恵みの雨かもしれない。
葉っぱのうえで遊んでいるカマキリの子供。
雨宿りをしているのかと思ったら、
葉の影に隠れるわけでもなく行ったり来たり。
葉の間にくちゃくちゃとできたクモの巣。
こんなクモの巣でも雨の日は水滴のギャラリーになる。
観客は雨の散歩人だけ。
いつものサルトリイバラの実。
雨と相性の良いサルトリイバラは
いつも期待以上の姿を見せてくれる。
倒木に生える黄色い菌類。
柔らかさと硬さがちょうどよく
触るとぷにゅぷにゅしていて気持ちいい。
落葉広葉樹に照葉樹、ところどころ赤松が生える尾根道。
谷を吹き上がる霧がときおり通り過ぎて白いベールがかかる。
雨に濡れた樹肌が黒光りして存在感をしめしている。
広い谷の最上部。
真っ白な霧の濃淡と流れを楽しむ。
突然、霧がどんどん薄くなり
京都の街がぽっかり顔をだした。
山道の平らなところにできた水たまり。
雨音が止み鳥の鳴き声で静けさを実感する。
実は豪雨の前触れだった。
捨てられたぼろぼろのほだ木に
見事なしいたけができていた。
さらにぐずぐずになったほだ木には
赤いキノコが大発生中。
暗い森にオレンジ色がよく映える。
山中のドクダミの花も満開。
覗き込んでみると思わぬ姿に夢中になる。
里の人家のツツジ。
たくさんの白い花が元気よく咲いている。
見ているだけで雨天のうっとおしさが吹き飛ぶ。
今週の雨は週央の1日だけ。
たまに北からの空気に覆われると
すっきりとした青空が覗き気持ちいい。
雨の合間に水無瀬渓谷を遡る。
~今日の愉快~
梅雨時にしては水量は少なめ。
とはいえ平常時よりは遥かに多い。
明け方の光が少ない頃は緑々している。
岩の庭園。
岩と戯れるように流れる水の様が面白い。
ただし歩くのは大変。
瀬の流れ。
どこにいても水の流れる音が大きい。
ここはざあ~と高い水音。
カワトンボの数はそれほど多くなく、
であった種も2種類程度。
少し開けた浅瀬のあるところに集まっている。
崖の際は一段と暗く、水の白さが際立つ。
増水を繰り返した川底はぬめりがとれて
以前とは見違えるほど滑らない。
足場が悪いところは岩を手がかりに歩く。
常に目にするのは岩を覆うコケたち。
このコケはいつも丸い形でよく目に付く。
ぴょんと伸びたコケのあたま。
一つ一つ仔細に眺めるのもいいが
ずらっとならぶ形も面白い。
朝から曇天、昼からは雨の予報なので、
日が差すことは期待していなかった。
光を浴びた川は急に表情豊かになる。
川からも山道からも見ることのできない峡谷の姿。
切り立った岩壁に囲まれ、
巨岩が渓をふさいで深い淵と滝を作っている。
木々の緑がちょうどよい加減で水面を染める。
様々に変化する水の流れは見飽きることがない。
近くの滝が奏でる水音もいつのまにか気にならなくなる。
ところどころ転がっている巨岩に
ユキノシタが群生している。
花の時期はそろそろ終わりかけ。
水と岩とコケばかりのなかで
出会ったキノコはとても懐かしく感じる。
秩序なく曲がった形が面白い。
マタタビの花が終わり実が成りだした。
素直に伸びつつある小さな実のそばで
虫こぶがひときわ大きくなっている。
朝から雨。
強くはない。
風もほとんどなく静穏。
人気のない小塩山で雨を愉しむ。
~今日の愉快~
雨天の早朝、森の道はとても暗い。
森の外の明りが木々の間からわずかにもれる。
雨と霧で煙る情景に心身が弛緩する。
ピンクのツツジがまぶしく感じる。
雨に濡れた花はいつもより
強いメッセージを発しているように見える。
金蔵寺の吽形像と阿形像。
薄暗闇のなかで風雨にさらされ傷ついた仁王と向き合っていると
なんともいえぬ不思議な感覚が生じてくる。
赤紫色のホタルブクロの花が満開。
いつものように半ば寝そべりながら花を覗き込む。
花の中は薄紫色の世界が広がりとてもきれい。
本堂の大きな香炉と太い柱。
柱の木目がきれいに浮き出て面白い。
開放的な広い空間を独り占めして雨の風情を堪能する。
雨天は光の変化が少なく時の流れを見失ってしまう。
そんな感覚も一本の線香によって現実に引き戻される。
視覚によるかすかな風の流れまで体が感じてしまう。
いつのまにかこの空間・空気・雰囲気に同化している。
雨が降っていることもまったく気に入らない。
愉しさがとても素直に感じられる。
暗い森を通って小塩山を登る。
狭い山道で傘がひっかかるのにうんざりしたころ
広々とした車道にでて大きな開放感を味わう。
道端の草イチゴの赤色がいつもより濃い。
淳和天皇陵の参道。
静穏。
変わらない空間に心が落ち着く。
大きな水たまりに映る森の景色。
周りが暗いのでとても明るく感じる。
頭上を覆う葉っぱから水滴の塊が落ちてくると
つかのま空気の泡が浮かんで流れる。
森と森の間の開けた空間。
いっとき止んだ雨が、また強く降り出した。
小さなヒメホシカメムシの赤い羽根と黒い模様が目立つ。
山道の緑。
明かりの乏しさと緑のグラデーションの鮮やさは
微妙な範囲で相関関係にある。
ネジキの花が散りだした。
ふと目に留まった小さな世界。
雨のキノコは美しい。
透明な茎がとても素敵。