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ようこそポンポン山の森へ。    ポンポン山とは・・・大阪と京都にまたがる標高679mのなだらかな低山。大阪からは北摂山系、京都からは西山と して知られる。 都に近い里山として、信仰の場として、人との関わりは昔から続いてきた。まだ再生可能な程度に自然が残り、日本鹿や猪・小動物の影は濃く、植物の種類もままある。    この日記は・・・一年を通じポンポン山地域を放浪し、猪鹿鳥の目線で自然と戯れ愉しむ。その妙の一端を歳時記に綴る。着飾らない自然をご覧あれ。気になる写真と出会ったら感想もご自由に。
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朝から雨。
強くはない。
風もほとんどなく静穏。

人気のない小塩山で雨を愉しむ。
~今日の愉快~

雨天の早朝、森の道はとても暗い。
森の外の明りが木々の間からわずかにもれる。
雨と霧で煙る情景に心身が弛緩する。


ピンクのツツジがまぶしく感じる。
雨に濡れた花はいつもより
強いメッセージを発しているように見える。



金蔵寺の吽形像と阿形像。
薄暗闇のなかで風雨にさらされ傷ついた仁王と向き合っていると
なんともいえぬ不思議な感覚が生じてくる。


赤紫色のホタルブクロの花が満開。
いつものように半ば寝そべりながら花を覗き込む。
花の中は薄紫色の世界が広がりとてもきれい。


本堂の大きな香炉と太い柱。
柱の木目がきれいに浮き出て面白い。
開放的な広い空間を独り占めして雨の風情を堪能する。


雨天は光の変化が少なく時の流れを見失ってしまう。
そんな感覚も一本の線香によって現実に引き戻される。
視覚によるかすかな風の流れまで体が感じてしまう。


いつのまにかこの空間・空気・雰囲気に同化している。
雨が降っていることもまったく気に入らない。
愉しさがとても素直に感じられる。


暗い森を通って小塩山を登る。
狭い山道で傘がひっかかるのにうんざりしたころ
広々とした車道にでて大きな開放感を味わう。
道端の草イチゴの赤色がいつもより濃い。


淳和天皇陵の参道。
静穏。
変わらない空間に心が落ち着く。


大きな水たまりに映る森の景色。
周りが暗いのでとても明るく感じる。
頭上を覆う葉っぱから水滴の塊が落ちてくると
つかのま空気の泡が浮かんで流れる。


森と森の間の開けた空間。
いっとき止んだ雨が、また強く降り出した。
小さなヒメホシカメムシの赤い羽根と黒い模様が目立つ。


山道の緑。
明かりの乏しさと緑のグラデーションの鮮やさは
微妙な範囲で相関関係にある。
ネジキの花が散りだした。


ふと目に留まった小さな世界。
雨のキノコは美しい。
透明な茎がとても素敵。

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写真使用のお願い
画像検索でたどり着きました。
色彩も陰影も美しく、素直に「いいなぁ」と思える写真ばかりです。

実は、私の作った曲にDeep Blueというものがあり、その曲のイメージにこの写真がぴったりなので、Youtubeに曲を公開する際のイメージ画像として使わせていただきたいと思い、コメントしたしだいです。1枚目の写真を使わせていただきたく思います。

ちなみにその曲はこちらに公開しております↓
http://www.muzie.ne.jp/artist/a025317/
MP3で再生できます。

もしお嫌でしたらば、コメントいただければ削除いたします。
ご検討方、よろしくお願いいたします。
massy 2012/07/21(Sat)22:55:49 編集
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