[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
今週の雨は週央の1日だけ。
たまに北からの空気に覆われると
すっきりとした青空が覗き気持ちいい。
雨の合間に水無瀬渓谷を遡る。
~今日の愉快~
梅雨時にしては水量は少なめ。
とはいえ平常時よりは遥かに多い。
明け方の光が少ない頃は緑々している。
岩の庭園。
岩と戯れるように流れる水の様が面白い。
ただし歩くのは大変。
瀬の流れ。
どこにいても水の流れる音が大きい。
ここはざあ~と高い水音。
カワトンボの数はそれほど多くなく、
であった種も2種類程度。
少し開けた浅瀬のあるところに集まっている。
崖の際は一段と暗く、水の白さが際立つ。
増水を繰り返した川底はぬめりがとれて
以前とは見違えるほど滑らない。
足場が悪いところは岩を手がかりに歩く。
常に目にするのは岩を覆うコケたち。
このコケはいつも丸い形でよく目に付く。
ぴょんと伸びたコケのあたま。
一つ一つ仔細に眺めるのもいいが
ずらっとならぶ形も面白い。
朝から曇天、昼からは雨の予報なので、
日が差すことは期待していなかった。
光を浴びた川は急に表情豊かになる。
川からも山道からも見ることのできない峡谷の姿。
切り立った岩壁に囲まれ、
巨岩が渓をふさいで深い淵と滝を作っている。
木々の緑がちょうどよい加減で水面を染める。
様々に変化する水の流れは見飽きることがない。
近くの滝が奏でる水音もいつのまにか気にならなくなる。
ところどころ転がっている巨岩に
ユキノシタが群生している。
花の時期はそろそろ終わりかけ。
水と岩とコケばかりのなかで
出会ったキノコはとても懐かしく感じる。
秩序なく曲がった形が面白い。
マタタビの花が終わり実が成りだした。
素直に伸びつつある小さな実のそばで
虫こぶがひときわ大きくなっている。