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ようこそポンポン山の森へ。    ポンポン山とは・・・大阪と京都にまたがる標高679mのなだらかな低山。大阪からは北摂山系、京都からは西山と して知られる。 都に近い里山として、信仰の場として、人との関わりは昔から続いてきた。まだ再生可能な程度に自然が残り、日本鹿や猪・小動物の影は濃く、植物の種類もままある。    この日記は・・・一年を通じポンポン山地域を放浪し、猪鹿鳥の目線で自然と戯れ愉しむ。その妙の一端を歳時記に綴る。着飾らない自然をご覧あれ。気になる写真と出会ったら感想もご自由に。
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今週から梅雨らしさが戻った。
昨日は本降り。未明にはほぼあがったが、
夏至の日の出は梅雨空の彼方。

沢の様子が気になって谷あるき。
~今日の愉快~

先ほどまで残っていた霧雨がようやくあがった。
見るものすべて水滴できらきらしている。
ナンテンの葉やつぼみは雨と相性がいいみたい。


しっとりと濡れた岩のうえをカタツムリがはう。
ひんやりした岩肌の感触が気持ちいい。


激しい水音で一切の音がかき消される。
体全体にぶつかる滝の風としぶき。
間近にいるだけで、頭が真っ白になり
なんともいえぬ恍惚感が広がってくる。


足の長さが特徴のザトウムシ。
雨を避けて木陰でひとやすみか。
久しぶりなのでしばらくお付き合い。


雨が上がると森から発散する水蒸気が強く感じられる。
あれだけあった水滴も知らぬ間に消えてしまう。
キヨスミイトゴケが風に揺られてどんどん乾く。


ごつごつした岩の滝。
あふれた水がすべてを覆いつくす。
コケの岩の姿が面白い。


葉っぱの緑と川面の金緑がよく似合う。
川にすわりこんで見入ってしまう。
とても心地よい眺め。


コケの庭園が潅木に占拠されてきた。
森の木に覆われていない空間は雨空でも明るくて気持ちがいい。
寝そべってコナアカミゴケを仰ぎ見る。


コケの林の水滴もどんどん小さくなっていく。
ひときわ目についた三本朔の水滴。
周りの景色と色を大胆に取り込んで面白い。


岩の谷で出会ったニホンヒキガエル。
暗い岩場からごそっと飛び出てきてびっくり。
おとなしくて動きも鈍いのでしばらく一緒に遊ぶ。


威風堂々の大滝。
コケに覆われた緑の倒木が美しい。
崖に囲まれたうす暗い空間も
滝見に集中していると安らぎの場となる。


道なき山中で出会った小さなちょうちょ。
一晩中雨に打たれたためか、
元気が足りない感じ。
小さいけど顔つきは女王様のよう。


早くも花の時期を終えたギンリョウソウ。
膨らんだ液果のピンクがかった肌色がきれい。


出灰の里をむすぶ道はアジサイロード。
青色や白色、虹色の装飾花が咲きそろう。
開きだした中心の花も多彩で愉快。


ぽつぽつとホタルブクロが目につきだした。
花の中は細かな毛で覆われいる。
遠慮がちについた赤い斑点がアクセント。

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どんより曇り空。
朝はひんやりして寒いほど。

雨が降りそう降らない。
そろそろ梅雨らしい天候に戻ってほしい。
水不足はごめんこうむる。

山中から山辺をぶらぶら散策。
~今日の愉快~

葉の上でお休みのカメムシ。
近づくと居心地が悪いのか、
そろそろと移動をはじめた。
体に似合わず怒り肩。


シソバナタツナミソウがぽつりぽつり咲いている。
夏の森は想像以上に暗い。
地面すれすれに咲く小さな花はとてもわかりにくい。


イバラの葉の影で休んでいるガ。
ひんがら目はもともとなのか、
こっちを警戒しての姿なのかちょっと気になる。


ドングリの子供。
うろこが重なったような外側の文様は、
じっくりみる味わいがある。


ネジキの花が咲き出した。
ふっくらとした筒状の形と、
透き通るような白さが素敵。


いろんな色を持つ葉っぱ。
実に愉しい。


目立たないノイバラの花。
よく探すとあちこちにひっそりと咲いている。
この白もしべの黄色と相まってきれい。


粘菌の仲間だろうか。
陸のイソギンチャクみたい。
近づいてみると透き通った白だが、
離れてみると真っ白に見える。


ガンピの花。
とても可愛らしい花なのに、
まったく目立たないのがもったいない。


野のクリの花。
日当たりの良いところは満開。
少し日陰のものはまだつぼみ。


ササユリの大きな花が咲き出した。
茎や葉が細いので花の大きさが際立つ。
ごっついつぼみは異様な感じすらする。


ハハコグサ。
小さくても黄色は良く目立つので得している。


地を這うツルアリドオシ。
他の植物の影でひっそりと咲いていた。
丸い葉っぱもなかなか愉しい。


マツカゼソウが目につくほど大きくなってきた
小さい葉から大きな葉が連なる姿は
いつみても面白い。


ヨウシュヤマゴボウの花。
こんなに可愛らしいとは知らなかった。
ピンク系でそろえたところにグリーンがアクセント。


ヤブムラサキの花。
白いふさふさのつぼみのほうがきれいかも。


ムラサキシキブ。
小さいのに形も色も見ごたえがある。


キンモンガ。
ガにも旬があるのだろうか。
実に多くの数とであった。


ニワゼキショウも今が旬。
わずかな場所に群生している感じ。
紫色にくっきりとした黄色が目を引く。

このところ涼しい日が続く。
雨も今週は2日だけ。
まだ過ごしやすい。

今日は晴れ時々曇り。
馴染みの谷を歩く。
~今日の愉快~

田んぼの周りはいつも面白い。
ギシギシが大きな葉を広げている。
図体にくらべて花はとても可愛らしい。


山辺でもアジサイが咲き出した。
ほぼ水平に開いた青い花。
朝早いうちは青色が濃い。


アジサイはいろんな色があって楽しめる。
こっちは白い花。
花びらの縁を飾る赤色がきれい。


田んぼのカエル。
まだ小さなしっぽがついてる。
大きな目で何を見ているのだろうか。


ヤブデマリの実が大きくなってきた。
花を見たのはつい先日のような感覚。
自然の変化は緩やかだが早い。


鳥の羽はめったに見ないが、
出会うといつも愉しい。
水滴がついて愉しさが膨らんだ。


谷の広場はまだ見通しが良い。
ぼちぼちレモンエゴマが伸びだした。
こんなに小さいのに香りはすでに一人前。


ニワトコの赤い実。
小さな実が鈴なりになっている。


どこもかしこもウツギだらけ。
ハチの羽音がうるさい。
花から花へ忙しげに飛び回っている。


ひっそりと咲くスイカズラ。
ウツギばかりみた後では、とても可憐に見える。
長いおしべと花柱が面白い。


曇り空のときは緑に目がゆく。
影による緑の濃淡がとてもきれい。


ヤブサンザシの実が目立つようになった。
薄い緑色に花のあとや枝の薄紅が
組み合わさって素敵な色となる。


ナガバモミジイチゴの実。
オレンジ色を独り占め。
甘酸っぱくて疲れがとれる。


ウツギの花が沢に散る。
水に揺られて気持よさそう。
光が差すと緑が水面に映えて花が際立つ。


サワギクがあちこちで咲いている。
黄色い花は小さくてもよく目立つ。


今が旬のギンリョウソウ。
色形とも不思議な野草。
生育環境も過程もキノコと似ている。


昼前になって日が照りだした。
光があたって沢の流れも輝きが増す。
いつまでも眺めていたい緑の水面。

宵の雨は日の出とともに降り止んだ。
地面から湧きあがる水蒸気が
身近な風景を別世界のように見せる。

今日は(旧暦)端午の節句。
本来の雨の鯉のぼりを思いながら里山あるき。
~今日の愉快~

里の道端のドクダミが花咲り。
雨の景色によく似合う。


雨上がり直後の緑はとても青々としている。
立ち上る水蒸気とあいまって、
里近くの芥川がとても新鮮にみえる。


採石場近くから山に入る。
思わぬところに小さな池があった。
こんなところだからかモリアオガエルの卵が多い。


金毘羅山とポンポン山がつくる大きな渓谷。
山から水蒸気が湧きあがり、
風にあおられて様々に形を変える。


ウツギの花が旬。
出会う白い花はいずれもウツギという状態。
雨上がりは虫が少ないみたい。


雨後のキノコ。
カサカサに乾いたものより、
ぬめっとしたカサの様子が面白い。


もう一雨あるかと思っていたが
雲間から日が差すようになってきた。
光を浴びると沢がイキイキしてくる。


今年はじめてお目にかかるヒキガエル。
ヤマアカガエルと違って少しメタボ気味。
そのあたりに愛嬌があって面白い。


暗い森を経てようやく本山寺に到着。
鐘撞堂の屋根がいい感じ。


本山寺道をくだる。
しっとりした森の道を歩くのは愉しい。
赤い地面に緑がよく似合っている。


直径5mmほどの小さな花。
山道が白くなるほど
花びらが落ちているところもある。


山の宝石の一つ。
なんでもないアセビの実も
よくみると美しく可愛らしい。


田植え直後の原地区の風景。
田んぼが多く残っているのがわかる。


杉林のシダがとてもきれい。
なんともいえぬ緑色が広がり、
しばしみとれてしまう。


道標。
じっくりみるとこの石の色合いも
なかなか趣があっていい感じ。

暦が5月(旧暦)に進むとともに、
今週はじめから梅雨入りした。
雨はそこそこ降っており、
平地での田植えが進みだした。

今日はどんより曇り空、時々晴れ。
仲夏の川歩き。
~今日の愉快~

朝から散歩しているサワガニと出会う。
小脇に草を挟んでどこにいくのだろうか。
近づいてもじっとしていておとなしい。


前夜に雨が降ったわけでもないのに
山野の草は水滴だらけ。
オヤブジラミの実のトゲまでも小さな水滴で飾られている。


道端にヒメジョオンの花が目につく。
朝の花は元気がなくて見栄えはしないが、
水滴がついた姿は面白い。


山中の廃棄された田畑は雑草の天下。
セリ科のシャクだろうか、
小さな旬をすぎた花が水滴で蘇った。


柄の黒いクジャクシダ。
名のとおりきれいに葉が広がっている。
今まで気にしてなかったが、見かけることは少ない感じ。


ぐるぐる渦巻きのクモの巣。
たまに見かけるが、このクモの名前は知らないまま。
水滴がつくと面白い姿がみられそう。


雲の切れ目から日が差すと
川の姿がパッと明るくなる。
このところの雨で水量が多く歩きにくい。


岩の全面が地衣類に覆われ、
いろんな模様が見える。
ほんの僅かな土から生えるコケが愉快。


川にまたがる大きな古い倒木。
端から端まで、ほぼ全面をコケが覆う。
コケの緑、蒴の茶色、水の白から青と色の変化が面白い。


伸びだしたヤマノイモのつると葉。
ひょろひょろしているが、
ここまでは自立している。


川の中の石の模様。
いろんな色で様々な形に広がる。
石の立体的な形と水の流れとあいまって見飽きない。


川に突き出た岩がつくる波紋。
光の加減で川の色が様々に変化する。
しゃがみこめないのがつらい。



ギンリョウソウが咲き出した。
初めて出会った芽生えの姿は実に愉快。
立ち上がった姿もまだ若々しくてきれい。


ヒカゲノカズラの穂が伸びだした。
まるで花か葉が開くような形、
胞子が入っているとは思えない。


まるで花のようなアセビの新葉。
ちょっと暗めの林のなかでとても目立つ。


少しずつキノコが目につくようになった。
この森にも立派なキノコが群生している箇所はあるのだろうか。
一度でいいから出会ってみたい。

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