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ようこそポンポン山の森へ。    ポンポン山とは・・・大阪と京都にまたがる標高679mのなだらかな低山。大阪からは北摂山系、京都からは西山と して知られる。 都に近い里山として、信仰の場として、人との関わりは昔から続いてきた。まだ再生可能な程度に自然が残り、日本鹿や猪・小動物の影は濃く、植物の種類もままある。    この日記は・・・一年を通じポンポン山地域を放浪し、猪鹿鳥の目線で自然と戯れ愉しむ。その妙の一端を歳時記に綴る。着飾らない自然をご覧あれ。気になる写真と出会ったら感想もご自由に。
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昨日来の雨も未明には止んだ。
朝から上空は見事な青色なのに、
山間には雲海が広がる不思議な天気となった。

今日から新暦6月に入る。
このところゴールデンウィークあたりの暑さはなく
過ごしやすい気温がつづく。
東尾根から谷をぶらぶら。

~今日の愉快~

つい先ほどまで朝霧に覆われていたが、
日の出とともに急速に晴れてきた。
わずかに近景の霞みだけが名残り。


もうひとつの名残。
クモの巣に細かな水滴がついて
白さが際立っている。


ネズの実が膨らんでいた。
朝の空気につつまれた緑はとてもすがすがしい。


雲海に浮かぶ黒柄岳。
亀岡盆地はきっちりと雲海のなか。
大阪側まで雲海が広がるのは珍しい。


よく晴れて見上げる空は久しぶりの濃い青色。
放射状に広がる三枚の葉は
鳥が群れて飛んでいるように見える。


チドリノキの葉が朝日に透ける。
大きくなった実まで濃い目の緑色に透けて面白い。



日当たりのよい沢の広場では
ミヤマカワトンボとニシカワトンボが飛び回っている。
お気に入りの止まり木(葉)があるようで、
じっとしているとすぐ近くまで寄ってくる。


増水した沢の流れ。
雨に洗われて森の緑が一段ときれい。


葉っぱの小さな滝。
じょろじょろと愉しい音を立てて水が流れていく。


裏返しになったタケニグサの葉に
雨の贈り物が小さな水滴となって残っている。
見る角度によって光が屈折して虹が輝く。


コクサギ林の中をとおると
気持のよい匂いに包まれる。
実がすっかり大きくなった。


立派なアラゲキクラゲ。
少し硬い耳たぶのような感触が面白い。


日陰の沢筋に生えるツルカノコソウ。
もう花の姿は忘れてしまったが
実の膨らむ姿もまた興味を引かれる。


ジムグリの幼体。
赤い紐が絡まっているように見える。
近づくにつれて体が曲がりだした。


カナヘビくん。
なにか考え事をしているような仕草が面白い。
ちょこまか逃げてもまた近づいてくる。


サカハチチョウまでよってきた。
まだ春の模様のまんま。
いつ夏の装いに変身するのかな。

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九州南部と四国が梅雨入りした。
雨を降らせる前線が日本南岸にのびており
ここ近畿もあと一週間ぐらいで梅雨入りしそう。

今日は雨が降ったり止んだり。
釈迦岳近辺の尾根を中心にぶらぶら。
~今日の愉快~

日の出の時間になっても森の中はまっくら。
黒くて厚い雨雲が広がっている。
こんな日和でもシダの葉を覗き込むとふんわりとした気持になる。


森と森の間のちょっとした草原では
タンナサワフタギの花が満開になっている。
ちいさなムシも雨宿りか。


サワフタギの葉を食い荒らすシロシタホタルガの幼虫。
成虫はシックな装いなのに
こちらは雨天にぴったりの見栄え。


緑色の宝石。
アセビの果実ががたわわに実ってきた。
実と一体になった長い花柱が面白い。


暗くて厚い雲もよくみると濃淡がある。
上空からは雲に覆われ、
森からはときおり霧が湧きあがる。


ホオノキの幼木があちこちに見られる。
てっぺんの小さな赤い葉っぱが鮮やか。
近づいて見るとどきっとするくらいきれい。


草原の谷。
霧が湧き立ち流れていく。
また霧に覆われて緑が白っぽくなる。


森の中はいつまでも薄暗い。
霧に包まれると近くの景色も
遠方にあるように錯覚してしまう。



コケの森。
雨が降るとコケがイキイキとして
見ているだけで愉快になる。


コケの世界から草木の世界へ。
ふと横を見るとイバラのトゲが目に留まる。
ピンク色のトゲが可愛らしい。


ぴちぴちしたまん丸のサルトリイバラの実。
まるで赤ちゃんのような色、艶、形、しっとり感。
みているだけで幸せになってくる。


ヤマウルシの花が開きだした。
雨天のぼんやりした光にマッチして
とてもきれいに見える。


金色の産毛に覆われたできたての葉っぱ。
雨なんてへっちゃら、
どんな水滴でも弾き飛ばしてしまう。


雨の中でも忙しく動き回るクモ。
クモの巣にたくさんの水滴がついてしまった。
こんな派手な網に獲物はかかるのかな。

土曜日の昼前から降り出した雨は
一昼夜にわたってしっかりと降り続いた。
おかげで山はびしょびしょ。
沢は増水し山道も川となっている。

雨の降る音、風の騒ぐ音、沢の水音、鳥のさえずり、
普段以上にいろんな音であふれているが
雨がすべてを吸収して山はとても静かに感じる。

~今日の愉快~

ユキノシタが咲き出した。
大きな白い花弁が1つのものばかり。
不思議に思ってよく見ると雨水でくっついているだけでした。


里の人家のモミジ。
赤茶色の若葉が目を引く。
水滴をいっぱいつけて愉しそう。


今が旬のタニウツギ。
多くはないがちらほら見かける。
ツツジのピンク色よりも少し濃いのが目印。


びしょぬれのコゴメウツギ。
晴天時よりこのほうが風情がある。
花よりも水滴のほうが重たそう。


沢の端のシダの群落。
薄紅色から緑まで色とりどり。
増水した沢の水音が谷いっぱいに響いている。


ニガイチゴの花のあと。
つんととがった薄っすら赤いお山が面白い。


シシガシラの胞子葉。
まるで赤い骨みたい。
はたまた足がのびたムカデのようか。


開けた斜面の源流部。
こんなところからちょろちょろと水が流れる。
水玉をつけた藺の姿が面白い。


鼻の長いへんなムシ。
雨を避けて休憩中?
もう少し葉っぱの影に隠れたほうがいいんじゃないかな。


ついにコアジサイノ季節がやってきた。
花の白、しべの青、茎の薄紫。
この組み合わせが愉快でたまらない。


エンジュが大きくなって目立ちだした。
山ではいまが満開の時期。
今年は平地の花は嵐のためとても短命だった。


ツクバネウツギも旬。
小さな花があっち向いたりこっち向いたり。
柔らかなピンク色がかったオレンジ色が素敵。


いよいよヤブツバキの花が終わりかけ。
木に咲く花も、落ちた花も見かけることが少なくなった。
たまに出会うととても懐かしい感じ。


その傍らでツバキの実が膨らんでいる。
まだ花の名残をつけた青い実。
あの雫はいつ落ちるかしら。


アブラムシとアリの共生?
三匹のアリがいったりきたり、
かいがいしくお世話をしているみたい。


昼前になってようやく雨があがってきた。
きっかり丸一日降り続いた。
雨上がりの京の街が見渡せるようになった。

いよいよ平地でも田植えまじか。
育苗の覆いがとれて青い苗が姿をあらわした。
田んぼにも水が入り、カエルの声がやかましくなった。

雨降り前に谷をぶらぶら。
~今日の愉快~

予報は午前中から雨。
雨雲が空を覆うがまだ降り出す気配はない。
雨を待つカタツムリが朝の散歩か。


田んぼのあぜ。
雲の布団に覆われても朝露が降りている。
小さな虫が朝寝坊。


久しぶりに粘菌とであう。
小さな赤い団子が朽木に並んでいる。
なかには茶色いのもあって見飽きない。


ミゾホオズキの花が咲き出した。
清流の脇に多いような気がする。
曇り空のためか濃厚な黄色。


ついに今年もヤマアカガエルと対面。
あまり動かないのはまだ寝ぼけているためか。
きれいな目をしている。


いつものようにフキバッタが大量に登場。
葉っぱという葉っぱにバッタの子供が乗っかってる感じ。
体のわりに大きな顔を前足で器用に掃除する。


フタリシズカの花。
くるくるの白いお団子がかわいらしい。


ジャケツイバラの花が咲き出した。
山辺では斜面全体が黄色で覆われているところもある。
トゲの凶暴さに比べると花のなんと可憐なことか。


もうマタタビの葉が白くなりだした。
今年は花を見ずじまい。
実はまだとても小さい。


雄器托をつけたジャゴケ。
まるでかさぶたのようで、つい触ってみたくなる。
まわりのビロード状のコケはなんという名前だろうか。


エンレイソウの実。
まったく花の咲いた姿そのままに
実がなっているのが面白い。


カゲロウのようなこのムシはなんという名だろうか。
長い足が特徴的。
幅のない透明の羽根がとてもきれい。


コガネムシ。
先が三又になった触覚が面白い。
なぜかいつもこの道で出会うのも不思議。


キリの花が満開。
少し赤みをおびた薄紫色がとてもよく似合う。
花も葉っぱも毛が多くてビロードのような手触り。


ちいさな可愛らしい花。
そういえば去年から名前調べを忘れてた。
名前がなくてもこの姿は忘れられない。


とうとう雨が降り出してきた。
よくここまで持ちこたえてくれた。
谷の斜面にうつる森の影が愉快。

夜明け前から快晴。
放射冷却と冷たい空気のせいで
朝の気温は10度を下回った。

風がないだけましだが
谷は寒く震えがとまらない。

里近くの山をめぐる。
~今日の愉快~

田の畔に咲きそろったコメツブツメクサ。
さすがに霜にはならなかったが、
たっぷりの朝露があらゆるものを濡らしている。


草の茎を覆うきれいな泡。
モリアオガエルの卵みたいに黄色くはない。
アワフキムシの泡かな。


キブシ谷がウツギ谷に変身していた。
まだ日の照らない薄暗い谷では
この白い花はとても清楚に見える。


てっきりマメ科の木かとおもったら
小さな赤い花が点々と咲いている。
こんなところにコバンノキがあるとは知らなかった。


白いウツギが多いなか
タニウツギのピンク色の花がとても目立つ。
あまり数は多くないみたい。


一抱えほどある岩を覆いつくすコケ。
ふかふかのじゅうたんそのもの。
すこし乾燥しているくらいがじゅうたんらしくていい。


ようやく日が差し出した谷の斜面で
ひっそりと咲くタニギキョウ。
見ている間に花びらがゆっくりと開きだした。


きれいなヒトクチタケ。
栗色ではなく鮮やかなオレンジ色なのが面白い。


木の間からの眺め。
落葉樹の葉がすっかり展開して
ずいぶん見通しが悪くなった。
見上げる空は青いが水平方向はぼんやりしている。


いまはモチツツジが見ごろ。
葉や茎はネバネバの白い毛に覆われている。


緑に飲み込まれる民家。
冬枯れて寒々しい景色はどこにも跡形がない。
別世界のよう。



田や畑の周りでは里の野草が咲き誇る。
小さなジシバリのレモン色、
葉が痛いノアザミの紫色が気持いい。



山里の清流にトンボが現れだした。
ミヤマカワトンボやオオカワトンボがじゃれあってる。
とまると羽根を一度二度パタっと開くのが愉快。

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