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季節外れの台風20号が南海上を通過。
その影響で山は一日中、風が強い。
体感気温は明け方が最も高く、日中は風の影響で低く感じる。
朝のうちはまだ雨が残る。
人気のない谷から尾根をめぐる。
~今日の愉快~
雨がなかなかあがらない。
まだ暗い谷の道沿いに鮮やかな緑色のコケが広がる。
そっとさわってみるとしっとりしていてふんわり柔らかい。
大きなカエデの葉。
雨の中、光は十分ではないが色づいた葉を
浮かび上がらせるには足りているみたい。
本当に風が強い。
スギの葉も枝ごとわさわさと揺れる。
暗い木立を通してみると面白い姿となる。
山道に落ちていたモミの実。
まだ若い実。普段はあまり見かけない。
強い風に飛ばされたか。
センブリの花が咲き出した。
どこから湧き出したのかというくらい、開けた斜面のあちこちから
たくさん伸びてきて一斉に花を咲かせ出している。
雨上がりのぼんやりとした光と空気によく似合う。
川久保渓谷をはさんでポンポン山を見る。
雨があがると山のあちこちから水蒸気が立ち上る。
風にあおられて姿がどんどん変わってゆく。
日当たりのよい南西斜面。
ぽつんぽつんと紅葉した木が目につく。
雨上がりの森は木の肌から葉っぱまで、色が一段ときれい。
こちらは黄葉。
だいぶ葉が散って、隙間が増えてきた。
背景もふくめ、メリハリないぼんやりした色彩が愉しい。
秋のアザミ。
春のアザミと違って、ぼっとした色合いの花が多い。
咲き始めたばかりの一輪の花がひときわ鮮やか。
尾根をくだり別の谷へ。
杉林のなかでツタウルシが黄葉している。
ときおり鋭くなく鳥の声が聞こえてくる。
谷の出会いに群生する野菊。
強風もこの谷底までは届かず、雨の雫がたっぷりと残っている。
一度しゃがみこむとなかなか離れられなくなる。
ノブドウの実。
どこにもありそうだけど山中ではあまり見かけない。
自然の色は実に摩訶不思議。
ほだ木から気の早いシイタケが出だした。
雨に濡れてしっとりとした感じ。
いろんな形があって面白い。
山里のコムラサキ。
しっとりとした空気、ぼんやりとした光のなかだと、
薄紫の色合いがじっくり味わえる。
山里の柿。
食べごろの実、実に美味しそう。