ようこそポンポン山の森へ。
ポンポン山とは・・・大阪と京都にまたがる標高679mのなだらかな低山。大阪からは北摂山系、京都からは西山と
して知られる。
都に近い里山として、信仰の場として、人との関わりは昔から続いてきた。まだ再生可能な程度に自然が残り、日本鹿や猪・小動物の影は濃く、植物の種類もままある。
この日記は・・・一年を通じポンポン山地域を放浪し、猪鹿鳥の目線で自然と戯れ愉しむ。その妙の一端を歳時記に綴る。着飾らない自然をご覧あれ。気になる写真と出会ったら感想もご自由に。
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晩冬の終わりは大雪となった。
ポンポン山は白一色。
春の予感は微塵もない。
白い谷に向かう。
~今日の愉快~
昨晩から雪となり、今も降り続く。
赤松の樹皮の色がわずかにわかる。
アセビのつぼみが大きくなり目につくようになった。
2月末にはかわいらしい花が開きだす。
雪道を歩くと足がどんどん冷たくなる。
川の中のほうがよほど暖かい。
目の前で杉の木からどさっという感じで雪がおちてきた。
白化粧した木の姿が美しい。
白く覆われた道も踏み跡を残すのがもったいない。
雪がついた枝は大きく垂れ下がる。
山道はいつもより窮屈になっている。
沢の流れはいつもと変わりない。
ただ周囲が白いのと、水に映る山陰が白いだけ。
谷は一面雪に覆われてどこも同じように見える。
雪がキュッキュッとなる音が愉しい。
ボタンヅルも雪に覆われて垂れ下がる。
綿毛の白さは雪のほうが勝っている。
レモンエゴマの枯草。
ここまで枯れると雪だってへっちゃら。
鹿の足跡がくっきりと残っている。
一頭だけで寂しくないのかな。
雪はいつまでも降り続く。
止むような気配はない。
そろそろ雪にも飽きてきた。
谷の上流。
雪はどんどん深くなるばかり。
そろそろ手足がしびれてきた。
力強い杉の木。
ここまで腰ができていれば雪で折れることもなさそう。
きれいな冬芽。
この小さな枝にこの雪はつらくないのかな。
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