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ようこそポンポン山の森へ。    ポンポン山とは・・・大阪と京都にまたがる標高679mのなだらかな低山。大阪からは北摂山系、京都からは西山と して知られる。 都に近い里山として、信仰の場として、人との関わりは昔から続いてきた。まだ再生可能な程度に自然が残り、日本鹿や猪・小動物の影は濃く、植物の種類もままある。    この日記は・・・一年を通じポンポン山地域を放浪し、猪鹿鳥の目線で自然と戯れ愉しむ。その妙の一端を歳時記に綴る。着飾らない自然をご覧あれ。気になる写真と出会ったら感想もご自由に。
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2月に入り立春が目前になった。
旧暦だと12月26日なので、こよみの上でも冬の季節はあとわずか。
この1週間、雨は降ったが雪にはならず、
先週の大雪もようやく解けてなくなってきた。

気の早い春を探しにお気に入りの谷を散策する。

~今日の愉快~

タンポポの綿毛についた雪の名残。
今朝も冷え込みは厳しく、雪ではなく霜で白くなっている。


枯れてゆく野菊。
まだ紫色をした花弁が名残惜しそう。


フキのつぼみ。
ここでは雪の間からフキノトウが顔を出すことはなく、
暖かくなると一気に成長してつぼみが開く。


川の流れ。
今年は雨・雪が多く、冬のあいだも水量は多目だった。


大きな岩の割れ目。
なんでもない沢に大きな岩があるのが何故か気になる。


雨や雪ではないため暖かいと思い込んでいたが、
山中はしっかり氷点下。
葉の上の雪も解けかけて、そのまま氷に変身している。


つららを探して谷歩きしていたときもあったのにもう見飽きてしまった。
とはいえこうして新しい出会いがあると、ついつい見入ってしまう。


干ブドウならぬ干ヒヨドリジョウゴ。
しわしわになったり、色が抜けて白っぽくなったりしている。
これが見られなくなると春になったといえるのかも。


落ちない枯葉たち。
枝についたままちりちりに枯れている。
寒さに凍えて縮こまっているような姿が面白い。


谷を遡ると徐々に残雪が増えてきた。
雪の帽子をかぶった瑞々しいキノコ。
この時期に成長するキノコもあるみたい。


倒木の上に大量に残る雪。
10~15cm程度はある。見るからに重たそう。


岩を落ちる水しぶきをあびてつららが成長している。
山奥に進むとどんどん気温が下がってきた。
体が凍えて歩き方がギクシャクする。


鹿の足跡を追って斜面を登る。
タムシバの冬芽がしっかりと大きくなっている。


尾根からの見晴らし。
黒柄岳の向こうに園部の山並みが見える。
近在の山に雪の色は見当たらない。


菌類に覆われるツバキの葉。
コケみたいだがたぶん粘菌の類だと思われる。
離れてみるとお茶の粉をまぶしたように見える。

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