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小雨が降ったり止んだり。
いつまでも天気がぐずつく。
気温はずっと10度以下。
風が強くて体感的には冬のよう。
寒くて体の震えがとまらない。
ぶらぶら里山あるき。
~今日の愉快~
山里ではほぼ田植えが終わった。
ひょろひょろした稲が頼りなげに風になびいている。
いまの時期は田んぼの水鏡が面白い。
ハルジオンも寒さに凍えているよう。
この体にこれだけの水滴は
けっこう重たいのかもしれない。
なんとまだ残り桜があった。
この雨と風でほとんどの花が地面に落ちてしまった。
すでに桜色がずいぶん懐かしく感じる。
なぜか目を引く木の根っこ。
コケに覆われたたくましい姿は
意外に優しさを感じる。
山中のため池。
小雨がポツリポツリと小さな波紋を作る。
ツバメが一羽すごい速さで
池の端から端まで元気に飛び回っていた。
森の中はコケの青さが際立つ。
ヒノキゴケをアップで見ると
雨天の暗さを忘れさせてくれる。
こちらはミズゴケ。
ヒノキゴケより立体感があって
近づけば近づくほど正体がわからなくなる。
風が強くて寒い。
目の前に愉快な自然があっても
思うように集中できないのがつらい。
夏日を体験した体にとって
この寒さは冬以上に厳しい。
北からのポンポン山の眺め。
やはり雨雲に覆われている。
このあたりは思ったほど霧はでていない。
サルトリイバラノ成長は早い。
もう青々とした実が大きくなり始めた。
コバノガマズミが咲き出した。
小木のため花をじっくりと見ることができる。
このあたりはウマノアシガタだらけ。
今日は風が強いため、虫達はお休み。
森の小川のなか。
杉の根かなにかが重なり合って
不思議な景色がみえる。
切り株のコケをのぞいていたら
小さな虫とであった。
体の割りに目と触覚が大きくて
まるでアニメのキャラクタのよう。
杉の幹につくぶよぶよ達。
ニカワタケの仲間だろうか。
この触感は久しぶり。