ようこそポンポン山の森へ。
ポンポン山とは・・・大阪と京都にまたがる標高679mのなだらかな低山。大阪からは北摂山系、京都からは西山と
して知られる。
都に近い里山として、信仰の場として、人との関わりは昔から続いてきた。まだ再生可能な程度に自然が残り、日本鹿や猪・小動物の影は濃く、植物の種類もままある。
この日記は・・・一年を通じポンポン山地域を放浪し、猪鹿鳥の目線で自然と戯れ愉しむ。その妙の一端を歳時記に綴る。着飾らない自然をご覧あれ。気になる写真と出会ったら感想もご自由に。
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週初~週央までは涼しい日が続いた。
蝉の声もなくなりムシの音が響く。
と思ったら週末には残暑が復活。
秋の天気は変わりやすい。
9/9は重陽の節句。
菊をめでるには旧暦がよい。
ひと月ぶりの谷を楽しむ。
~今日の愉快~
遠く台風の影響をうけて湿った空気が流れ込む。
前夜の予報で曇りの心づもりをしていたが朝から雨。
久しぶりの雨と戯れる。
雨の朝の森は暗い。
このまま明るくならないのではといつも不安になる。
虫食いだらけの葉っぱと遊んでいたら少し明るくなった。
ヒナノウスツボが咲き出した。
雨の森の中で、この小さな花を見るのは一苦労。
気がつけばずいぶん時間がたっていた。
かわいらしいレモンエゴマの花。
こっちはさらに一回り小さい。
傘を放り出して夢中になる。
谷の斜面をよじ登って緑を愉しむ。
ただの葉っぱも雨のときは色が鮮やか。
その緑も葉の大きさや厚さによって微妙に変化する。
沢の中のツバキの実。
ずいぶん流されたとみえて、外皮がほとんどなくなっている。
うす黄色の肌に残った皮の模様が味わい深い。
山栗がたくさん落ちている。
実がはじけているのはまだないみたい。
コクサギの葉っぱが紅く色づいた。
雨に濡れて艶々で見飽きない。
気がつけばとても愉快な気分になっている。
水中の落ち葉。
とってもいい感じ。
だいぶん落ち葉が増えてきた。
トリカブトのなかま。カワチブシ?
今年も出会えてうれしい。
特徴のある花の形をしている。
このところ目にする機会がふえたツリフネソウ。
今日はじっくりとご対面。
この花は雨がよく似合う。
こちらも旬のオタカラコウ。
素敵な黄色で洗脳される。
雨が上がった。
霧に覆われた森に日が差し始めた。
わくわくしながら森を歩く。
雨に濡れたリョウブの幹。
木漏れ日が光る幹を照らし出す。
雪だるまのようなキノコ。
「なんだこりゃっ」いつもの独り言。
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