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ようこそポンポン山の森へ。    ポンポン山とは・・・大阪と京都にまたがる標高679mのなだらかな低山。大阪からは北摂山系、京都からは西山と して知られる。 都に近い里山として、信仰の場として、人との関わりは昔から続いてきた。まだ再生可能な程度に自然が残り、日本鹿や猪・小動物の影は濃く、植物の種類もままある。    この日記は・・・一年を通じポンポン山地域を放浪し、猪鹿鳥の目線で自然と戯れ愉しむ。その妙の一端を歳時記に綴る。着飾らない自然をご覧あれ。気になる写真と出会ったら感想もご自由に。
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土曜日の昼前から降り出した雨は
一昼夜にわたってしっかりと降り続いた。
おかげで山はびしょびしょ。
沢は増水し山道も川となっている。

雨の降る音、風の騒ぐ音、沢の水音、鳥のさえずり、
普段以上にいろんな音であふれているが
雨がすべてを吸収して山はとても静かに感じる。

~今日の愉快~

ユキノシタが咲き出した。
大きな白い花弁が1つのものばかり。
不思議に思ってよく見ると雨水でくっついているだけでした。


里の人家のモミジ。
赤茶色の若葉が目を引く。
水滴をいっぱいつけて愉しそう。


今が旬のタニウツギ。
多くはないがちらほら見かける。
ツツジのピンク色よりも少し濃いのが目印。


びしょぬれのコゴメウツギ。
晴天時よりこのほうが風情がある。
花よりも水滴のほうが重たそう。


沢の端のシダの群落。
薄紅色から緑まで色とりどり。
増水した沢の水音が谷いっぱいに響いている。


ニガイチゴの花のあと。
つんととがった薄っすら赤いお山が面白い。


シシガシラの胞子葉。
まるで赤い骨みたい。
はたまた足がのびたムカデのようか。


開けた斜面の源流部。
こんなところからちょろちょろと水が流れる。
水玉をつけた藺の姿が面白い。


鼻の長いへんなムシ。
雨を避けて休憩中?
もう少し葉っぱの影に隠れたほうがいいんじゃないかな。


ついにコアジサイノ季節がやってきた。
花の白、しべの青、茎の薄紫。
この組み合わせが愉快でたまらない。


エンジュが大きくなって目立ちだした。
山ではいまが満開の時期。
今年は平地の花は嵐のためとても短命だった。


ツクバネウツギも旬。
小さな花があっち向いたりこっち向いたり。
柔らかなピンク色がかったオレンジ色が素敵。


いよいよヤブツバキの花が終わりかけ。
木に咲く花も、落ちた花も見かけることが少なくなった。
たまに出会うととても懐かしい感じ。


その傍らでツバキの実が膨らんでいる。
まだ花の名残をつけた青い実。
あの雫はいつ落ちるかしら。


アブラムシとアリの共生?
三匹のアリがいったりきたり、
かいがいしくお世話をしているみたい。


昼前になってようやく雨があがってきた。
きっかり丸一日降り続いた。
雨上がりの京の街が見渡せるようになった。

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いよいよ平地でも田植えまじか。
育苗の覆いがとれて青い苗が姿をあらわした。
田んぼにも水が入り、カエルの声がやかましくなった。

雨降り前に谷をぶらぶら。
~今日の愉快~

予報は午前中から雨。
雨雲が空を覆うがまだ降り出す気配はない。
雨を待つカタツムリが朝の散歩か。


田んぼのあぜ。
雲の布団に覆われても朝露が降りている。
小さな虫が朝寝坊。


久しぶりに粘菌とであう。
小さな赤い団子が朽木に並んでいる。
なかには茶色いのもあって見飽きない。


ミゾホオズキの花が咲き出した。
清流の脇に多いような気がする。
曇り空のためか濃厚な黄色。


ついに今年もヤマアカガエルと対面。
あまり動かないのはまだ寝ぼけているためか。
きれいな目をしている。


いつものようにフキバッタが大量に登場。
葉っぱという葉っぱにバッタの子供が乗っかってる感じ。
体のわりに大きな顔を前足で器用に掃除する。


フタリシズカの花。
くるくるの白いお団子がかわいらしい。


ジャケツイバラの花が咲き出した。
山辺では斜面全体が黄色で覆われているところもある。
トゲの凶暴さに比べると花のなんと可憐なことか。


もうマタタビの葉が白くなりだした。
今年は花を見ずじまい。
実はまだとても小さい。


雄器托をつけたジャゴケ。
まるでかさぶたのようで、つい触ってみたくなる。
まわりのビロード状のコケはなんという名前だろうか。


エンレイソウの実。
まったく花の咲いた姿そのままに
実がなっているのが面白い。


カゲロウのようなこのムシはなんという名だろうか。
長い足が特徴的。
幅のない透明の羽根がとてもきれい。


コガネムシ。
先が三又になった触覚が面白い。
なぜかいつもこの道で出会うのも不思議。


キリの花が満開。
少し赤みをおびた薄紫色がとてもよく似合う。
花も葉っぱも毛が多くてビロードのような手触り。


ちいさな可愛らしい花。
そういえば去年から名前調べを忘れてた。
名前がなくてもこの姿は忘れられない。


とうとう雨が降り出してきた。
よくここまで持ちこたえてくれた。
谷の斜面にうつる森の影が愉快。

夜明け前から快晴。
放射冷却と冷たい空気のせいで
朝の気温は10度を下回った。

風がないだけましだが
谷は寒く震えがとまらない。

里近くの山をめぐる。
~今日の愉快~

田の畔に咲きそろったコメツブツメクサ。
さすがに霜にはならなかったが、
たっぷりの朝露があらゆるものを濡らしている。


草の茎を覆うきれいな泡。
モリアオガエルの卵みたいに黄色くはない。
アワフキムシの泡かな。


キブシ谷がウツギ谷に変身していた。
まだ日の照らない薄暗い谷では
この白い花はとても清楚に見える。


てっきりマメ科の木かとおもったら
小さな赤い花が点々と咲いている。
こんなところにコバンノキがあるとは知らなかった。


白いウツギが多いなか
タニウツギのピンク色の花がとても目立つ。
あまり数は多くないみたい。


一抱えほどある岩を覆いつくすコケ。
ふかふかのじゅうたんそのもの。
すこし乾燥しているくらいがじゅうたんらしくていい。


ようやく日が差し出した谷の斜面で
ひっそりと咲くタニギキョウ。
見ている間に花びらがゆっくりと開きだした。


きれいなヒトクチタケ。
栗色ではなく鮮やかなオレンジ色なのが面白い。


木の間からの眺め。
落葉樹の葉がすっかり展開して
ずいぶん見通しが悪くなった。
見上げる空は青いが水平方向はぼんやりしている。


いまはモチツツジが見ごろ。
葉や茎はネバネバの白い毛に覆われている。


緑に飲み込まれる民家。
冬枯れて寒々しい景色はどこにも跡形がない。
別世界のよう。



田や畑の周りでは里の野草が咲き誇る。
小さなジシバリのレモン色、
葉が痛いノアザミの紫色が気持いい。



山里の清流にトンボが現れだした。
ミヤマカワトンボやオオカワトンボがじゃれあってる。
とまると羽根を一度二度パタっと開くのが愉快。

小雨が降ったり止んだり。
いつまでも天気がぐずつく。

気温はずっと10度以下。
風が強くて体感的には冬のよう。
寒くて体の震えがとまらない。

ぶらぶら里山あるき。
~今日の愉快~

山里ではほぼ田植えが終わった。
ひょろひょろした稲が頼りなげに風になびいている。
いまの時期は田んぼの水鏡が面白い。


ハルジオンも寒さに凍えているよう。
この体にこれだけの水滴は
けっこう重たいのかもしれない。


なんとまだ残り桜があった。
この雨と風でほとんどの花が地面に落ちてしまった。
すでに桜色がずいぶん懐かしく感じる。


なぜか目を引く木の根っこ。
コケに覆われたたくましい姿は
意外に優しさを感じる。


山中のため池。
小雨がポツリポツリと小さな波紋を作る。
ツバメが一羽すごい速さで
池の端から端まで元気に飛び回っていた。


森の中はコケの青さが際立つ。
ヒノキゴケをアップで見ると
雨天の暗さを忘れさせてくれる。


こちらはミズゴケ。
ヒノキゴケより立体感があって
近づけば近づくほど正体がわからなくなる。


風が強くて寒い。
目の前に愉快な自然があっても
思うように集中できないのがつらい。
夏日を体験した体にとって
この寒さは冬以上に厳しい。


北からのポンポン山の眺め。
やはり雨雲に覆われている。
このあたりは思ったほど霧はでていない。


サルトリイバラノ成長は早い。
もう青々とした実が大きくなり始めた。


コバノガマズミが咲き出した。
小木のため花をじっくりと見ることができる。


このあたりはウマノアシガタだらけ。
今日は風が強いため、虫達はお休み。


森の小川のなか。
杉の根かなにかが重なり合って
不思議な景色がみえる。


切り株のコケをのぞいていたら
小さな虫とであった。
体の割りに目と触覚が大きくて
まるでアニメのキャラクタのよう。


杉の幹につくぶよぶよ達。
ニカワタケの仲間だろうか。
この触感は久しぶり。

久しぶりの本格的な雨。
しっかりと一日中降り続いた。

気温は3月下旬なみ。
夏日を知った体にはとても寒く感じる。

ポンポン山の北方あたりをぶらぶら。
~今日の愉快~

雨に打たれるフジ。
雨空よりも僅かに色が濃く、
ほのかな青紫色がきれい。


咲き始めた白いツツジ。
こちらも晴天下でみるより
白さが目だって面白い。


林縁に咲く満開のツツジ。
花は小さいが色が濃いため
うす暗い林のなかで鮮やかに浮かび上がる。


カエデのなかま。
この時期の赤茶色の葉は目立つ。
乏しい光にすけて、さらに色が変化する。


少し寄り道して三鈷寺を訪問。
雨の早朝は人気がない。
小さなお庭だが、新緑とツツジの紅、
シャガの白がとても新鮮。
雨だれの音に加えて、読経の声が聞こえてきた。


膨らんできた梅の実。
青緑色の実に紅色が少しずつ混じりだした。
水滴がつくととても新鮮に見える


サンショウの花。
水滴に包まれてしまうほどの小さな花。
ときおり通り過ぎる風で大きく揺れる。


田んぼの水路に育つキュウリグサ。
雨の薄暗りのなか花色がきれいにでている。


池に変身した田んぼ。
この一角だけまだ田植え前。
あぜに生える草が雨に打たれて気持よさそう。


田に水が入りカエルの合唱が大きくなった。
田んぼの脇の水溜りには
ヤモリが集まってきた。


山道に落ちていた赤い葉っぱ。
水に覆われた葉の表面は艶やか。
雨に濡れるのも忘れて、しばし見とれてしまう。


松の雄花。
緑色の景色のなかで、
白っぽい花はひときわ目立つ。



いつものところでいつものギンラン。
まだ10~15cmほどだが
この姿を見るとほっとする。


ヤブツバキの花がたくさん落ちている。
雨に濡れた山道によく似合う。


ヤブデマリの花が咲き出した。
周囲の大きな装飾花が
暗い林の中で目印になる。


じっと雨に打たれるハナムグリ。
小さな体にはどれくらの雨粒が降り注ぐのか。



ヒメコウゾの雄花と雌花。
もう野の植物と同じように、
全身びしょ濡れになってしまった。

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