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朝からよく晴れた。
空気の透明感はいまひとつだが、
空はくっきり青い。
本山寺道から廃道を巡る。
~今日の愉快~
ぐねぐねした木が朝日に照らされる。
ここは道もない小さなお山。
大阪府側では人工の杉林ではない自然が豊かに残る貴重な場所。
朝の光が斜面上部に届きだした。
あたり一面のシダがいっせいに明るく色づきだす。
この曲がり角の先がどうなっているかわくわくする山道。
気温は高くて冬の装いだたと汗をかくほど。
一本の草。
ちょこっとのぞいた白い毛と、
渋い赤茶色の茎がとても素敵。
よく晴れて空のてっぺんは青々としている。
ただ水平方向はぼうっとかすんでおり、眺めはあまり良くない。
ずいぶん道草を食いながら、ようやく本山寺に到着。
まだ朝の時間帯のためお参りする人は少ない。
本山寺周辺の国有林につながる道。
イヌシデの筋張った幹に葉の影がゆらゆら揺れる。
ここは立派なモミの大木が多い。
モミの実がなぜかひとところに集中して落ちている。
道なき道をたどり廃道にたどりつく。
沢沿いの道を進むと、
森を通過した光がちいさなプールを緑色に染めていた。
廃道は採石場で途絶する。
ここからは雄大な金毘羅山と、
ポンポン山を区切る出灰川の渓谷がよく見える。
中央砕石の現在の切羽。
計画では4,573,100トンもの岩石を3ヵ年で採取する。
残り1年でどこまで山の形が変わるか見てみたい。
出灰川の水はきれいな緑色。
ちょうどカワセミの番と出会った。
この時期に餌となる小魚がいるのだろうか。
地場の窯元。
今まで存在に気づかなかった。
焼き物の風鈴?がとても良い雰囲気。
原の周辺には古い民家が連なる。
様々な庭があってのどか。
ロウバイの黄色い花が満開で春らしい。