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大荒れの春分の日を過ぎたとたん、
一気に春本番を迎えた。
山はいよいよ花と新緑の季節となる。
早朝からいつもの山めぐり。
~今日の愉快~
日の出前。
京都の街の明かりが少しずつ見えなくなっていく。
ぐにゃぐにゃの太陽。
地平近くは濃い大気になっているみたい。
とうとう日の出の時間が6時になった。
今日はすっきりと晴れた。
一昨日の春分の日とは大違い。
このあと暫く冷たい風が強く吹いて寒かった。
サルトリイバラの実も枯色になってきた。
冬の赤色とちがって春のこの渋さも良い感じ。
青空にすっくと伸びる木。
朝日に照らされて気持ちよさそう。
開けた谷間の朝。
まだ朝の時間帯なのに、
太陽光線はとても強くて眩しい。
広場に生える草。
自由奔放に丸い茎か葉を伸ばす。
光に輝く姿は見ていると眠気を催す。
コケにも朝露がついている。
蒴についた水滴はまるで目玉のよう。
山の干しブドウ。
つい1ヶ月前は丸々としていたのに、
気温の上昇とともに萎びていくのも早い。
杉の雄花。
手でゆすると大量の花粉がほこりのように舞い散る。
開いた花はツクシみたいで面白い。
ヤシャブシの花。
小さな雌花も咲き出した。
枝にたわたについた姿は遠くからでも目に付く。
なんとキブシまで咲き出した。
そういえば街でもコブシかモクレンが咲いていた。
春はいよいよ旬を迎える。
ヒサカキの小さな花が咲き出した。
これだけは匂いですぐわかる。
大杉の祠にすえられたお地蔵さま。
焼けた跡が気になる。
ヤブツバキが花盛り。
落ちた花も捨てがたい。
朝日に当たる姿はまた愉快。
光に透けるとピンク色に変化して面白い。