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ようこそポンポン山の森へ。    ポンポン山とは・・・大阪と京都にまたがる標高679mのなだらかな低山。大阪からは北摂山系、京都からは西山と して知られる。 都に近い里山として、信仰の場として、人との関わりは昔から続いてきた。まだ再生可能な程度に自然が残り、日本鹿や猪・小動物の影は濃く、植物の種類もままある。    この日記は・・・一年を通じポンポン山地域を放浪し、猪鹿鳥の目線で自然と戯れ愉しむ。その妙の一端を歳時記に綴る。着飾らない自然をご覧あれ。気になる写真と出会ったら感想もご自由に。
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早いものでもう3月。
昨日の余裕はどこへやら、花粉症は一気に悪化。
鼻水・くしゃみの絶えない一日となった。

人気のない谷から尾根めぐり。
~今日の愉快~

まだ暗い時間、谷の水音が妙に響く。おもしろい流れの小堰堤が目を引いた。


ここはツバキの落花が多い。草陰から妖しい姿をのぞかせる。


明け方は一面の曇り空だったのにどんどん晴れ間が広がる。雲のイカが並ぶ。


立派な木がまぜこぜになった森。色も形も素敵でお気に入り。


ヤシャブシの芽が膨らんできた。その根元には昨年の実が散らばって朝日を浴びている。


ここは日当たりの良い小雑木林。もっとほころんでいるかと思ったがまだの様子。


ぼんやり霞んだ京の街と大文字山。日差しはあるが風はまだ冷たい。


成長中の杉林。ずいぶん日差しが強くなった。


コンクリートのようなイヌシデの樹皮。枝先がやや赤くなってきた。


モミの葉っぱは水平展開。光のあたり加減がはっきりと分かる。


何の木か。枝にちょこんとついた丸い芽が面白い。


なだらかな稜線の真ん中がポンポン山の頂上。それにしても実によく晴れた。


なんと珍しく大阪側の尾根道沿いを間伐している。いままで見えなかった淀川~枚方方面が望める。


昼近く、ずいぶん日が高くなった。冬に比べると15度も高い。


 山里の田んぼの片隅に咲くロウバイ。平地よりも寒いためか、ちょういど満開を迎えたところ。
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(旧)暦は中春になった。
カレンダーも2月晦日。
今週も雨また雨。
この2月は気温にしろ雨量にしろ異常。
来月はどんな月になるか。

山野辺ぶらり。
~今日の愉快~

いまスギの木はまっ赤。雨続きで黄砂はなく、花粉症は小康状態。


朝を迎える前の梅の花。ぼおっとした白さがなんともいい感じ。


朝を迎える竹林。竹は微かな光でもよく反射する。


今朝の気温は2℃。風があって寒い。雨の名残と露でびしょびしょ。


ため池の大きな岩。静かな湖面はよく映る。


お地蔵さん。じっと何を観ているのか。


コケが面白い。毎週こんな光景。


雨上がりの森は清清しい。朝日が差して森が目覚め始めた。


森は水びたし。水たまりからコケが顔を出す。


コケの雫に朝日が当たる。


スギの葉も水玉できらきら輝く。


とうとうアセビの花が咲き出した。いつもここが一番早いみたい。


山道もみごとに冠水している。大雨が降ったときしかこうならない。


今日は特に日に透ける葉の緑がきれい。


 ポンポン山を望むいつもの景色。何を焼いているのか白い煙がもくもく。
いよいよ花粉症の症状が現れだした。
ここ数年、黄砂が引き金になっており、
ちょうど昨日から飛来量が増えたのが響く。

鼻・のどに違和感、そして気がつけば目をこすっている。
くしゃみと鼻水が止まらなくなる日が近い。

天気は下り坂。昼から雨。
気取らないいつもの谷を散歩。
~今日の愉快~

今朝も冷え込み気温は-2℃。そばの岩はつるつる氷なのに、このコケ林はなぜか凍っていない。


夜明け前は晴れていた。あっという間にうろこ雲が押し寄せてきた。


曇天を覚悟した瞬間、ちょっとだけ雲間から日が差した。


とうとう冬芽が若葉に変身。きっちりと巻いた葉がほころぶのはもうちょっと。


尾根筋でも日陰ではまだ雪が残っている。風がでてきた。


冬枯れたササの原っぱ。広々としたところだけに寂しい雰囲気。


今日はリョウブの枯れた実が目につく。


タムシバの綿毛に覆われた冬芽。銀色に光る。


谷にぼおっと日が差しこむ。わずかに赤紫がかった落ち葉が浮かび上がった。


とうとう春まで落ちなかった枯葉。日に当たると眩しいくらい光を反射する。


ネコノメソウのつぼみが膨らんできた。花が開くときは一気、足の踏み場がなくなる。


この谷川も初春とは思えないほど水量がある。勢いあまって落ち葉でジャンプ。


なぜかしらスギの樹液が流れている。琥珀のように美しい。


里人につまれたのかフキノトウが見当たらない。かわりにジャノヒゲの青い実と戯れる。


 一冬越えて葉脈だらけになったアジサイの葉。なかなか味わい深い。
今週は季節はずれの陽気から一変して冬に逆戻り。
厳冬期よりも寒さが身に堪える。

さらにスギ花粉の飛散もはじまって
体がコントロールできない季節を迎えた。

里近くの山めぐり。
~今日の愉快~

平地の梅はすでに満開。2~3週間遅れで山里の梅も咲き出した。


今週も木曜日に大雨があり、川の水量はびっくりするほど多くなっている。


針葉樹のふかふかした緑と冬枯れの枝ばかりの木。梢に赤みがでてきた。


金曜日には雨が雪に変わったようで日陰にたっぷりと雪が残っている。


今朝の気温は氷点下。先週とは15~16℃も差がある。


知らず知らず春の兆しを求めているのに、目の前には綺麗なツララ。


もともと水量の少ない急傾斜の谷。今日は豪快な水の流れと一緒。


キブシの芽が出始めた。まだひょろひょろで谷風に揺れる。


谷をつめたところ。広い広葉樹の林に日があたり気持ちも晴れる。


雑木の斜面を下る。曇ったり晴れたり天候はころころ変わる。


里に一番近い苔むした滝。水量が増えて滝らしい。


耕作放棄された田んぼは水たまりとススキの天国。こんなところにカエルの卵がいっぱい。


曇天を映して水面が鈍く光る。


春を見つけた。菜の花畑はもう黄色があふれている。


 紅梅も咲き出した。日が差すと眩しい。
今朝の気温は3℃。
昨日ほどの異常さはないが、
この時期にしては暖かいほう。
 
約2ヶ月ぶりの山ろくめぐり。
今年初めてウグイスが鳴き声を聞いた。
いつもはへたくそなのに、もう十分に美しいメロディを奏でている。
~今日の愉快~

高温多湿のあとの放射冷却で大量の雲海が生まれる。


綺麗な朝の空。白々と夜が明けてゆく。


いつものため池。霧があると雰囲気が一変する。


実に久しぶりのクモの巣。まだ巣と呼べるほど完成度は高くない。


大量の水蒸気がクモの糸に水玉をプレゼント。


朝日が昇るとともに霧が晴れてきた。木の緑の葉っぱが実に清々しい。


ヤシャブシの雄花が大きくなってきた。


こっちのため池も霧をまとって素敵。


どれほど水分が残っているのか、日が当たるともうもうと水蒸気が上がる。


足元の赤い草、コケオトギリか。水玉がきらきら。


田んぼの畦の草。地面近くは湿度が高い。


オオイヌノフグリの後姿。本格的な春を前にしてか、なんだかたくましく見える。


暗い杉林に差し込む光。


一冬越したフジの実。じっと垂れ下った姿から静寂を感じる。


 昼近くの光。確実に日の差す方向と高度が変わってきた。
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